誰もが不動産投資で成功する訳ではない。
誰もが不動産投資で成功するわけではない
前回の記事で、不動産投資のメリットとデメリットについて言及しました。
それを理解せずに不動産投資を安易に始めた結果、失敗して、「こんなはずじゃなかったのに」と後悔する人も少なくないのです。
成功している多くの人は、自分の成功体験談を語っても、失敗した経験はなかなか話そうとしません。
自分のマイナス部分は誰だって隠したくなるものです。
不動産にしろ株にしろ、ノウハウを色々学んでいく中で、マイナスな情報を目にすることは少ないのです。
私も不動産投資を始めた時に、「いろいろな方法がありますが、人それぞれ大してデメリットは違っていて、不動産投資に向いている人とそうでない人がいます。」と説明されてきました。
ですが、投資を始めたころの自分は、「自分にとって有利な情報」だけがほしいものでした。
その結果、初めの頃は、失敗の連続です。
失敗にもいろんな種類があり、「取り返しがつくもの」、「取り返しがつかないもの」といろいろな失敗があります。
場合によっては、再起不能になることだってあるのです。
つまり、「投資は、メリットが大きくなればなるほど、デメリットも大きくなるのです。」
不動産投資は「投資」と呼ばれていますが、実際は「不動産賃貸事業」です。FXや株などの投機的な投資に比べて、変動が遅いですが、着実に成果を積み上げられるビジネスです。
「すごく儲かって買値の数倍で売却できた」、「売却損が数億円にまで膨れ上がった」というような成功体験談は、強烈で印象的なので、自分も簡単に成功できると勘違いしてしまうのです。
大切なのは、「失敗のパターンから」学ぶということです。
これから、「不動産投資の失敗例」をいくつかご紹介していきますが、人の失敗から少しでも多く学ぶ、という姿勢がないと不動産投資では成功できません。
ですので、少しでも多く、過去の失敗から学んで成功していきましょう。