通貨ペアをどのように選ぶか? ~FX編~
通貨ペアをどのように選ぶか? ~FX編~
今回は、FXでどのような通貨ペアを選ぶかに焦点をあてて、言及したいと思います。
FXで取引するとき、まずしなくてはいけないのが、「どの通貨ペア」を選択するかです。
通貨には、大雑把に言って、2種類あります。
「メジャー通貨」と「マイナー通貨」です。
メジャー通貨とは、米ドルやユーロのような流通量が多い通貨の事で、マイナー通貨とは、反対に流通量が少ない通貨の事です。
メジャー通貨は、各国で取引されるため、ほぼ24時間流動性が確保されており、安定的な取引ができます。
一方で、マイナー通貨は、取引される対象の国の時間が中心になるので、それ以外の時間で取引をするのは流動性が低くなります。
流動性が低くなると、売値と買値の差が広がることになり、売買時のレートが不利な価格で行われることになります。
要するに、単純な話ですが、メジャー通貨の方が取引がしやすいということです。
ですが、メジャー通貨がいつでも流動性が高いかというと、そういう訳ではありません。
例えば、対象国が祝日だとレートが飛びやすくなるケースがあります。
では、マイナー通貨ではどのような事に気をつければいいのでしょうか?
米ドルやユーロは情報を収集することは容易です。
ですが、マイナー通貨はそうはいきません。
取引に必要な正確な経済指標が手に入らないと、有利な取引はできません。
さらに、マイナー通貨は、参加者が少ないので、変動幅が広くなりがちです。
一瞬でマージンカットになることも少なくないのです。
では、どのような場面でマイナー通貨を使えばいいのでしょうか?
結論から言うと、「金利の低い通貨と金利の高い通貨のペア」がベストです。
例えば、「豪ドル/円」、「南アフリカランド/円」、「トルコリラ/円」などのペアがいいでしょう。
年利10%前後のスワップポイントが狙えます。
ですが、金利が高い代わりに、変動も激しいので、レバレッジは1倍から3倍にとどめておくのがいいでしょう。