資産構築 「FX編」 ~ユーロについて~
さて、もうすぐ2016年も終わりますが、今年一年を振り返って皆さんは、どんなことを思い浮かべますか?
私は何といっても「PPAP」ですね。
頭の中で何度も再生されて、忘れられません(笑)
すごくシンプルな曲ですけど、シンプルさゆえに話題になりましたよね。
というか、日本のみならず、世界中を驚かせましたよね。
すごすぎです!!
さて、PPAPのほかに思い浮かべるといったらどんなことがありますか?
投資系のブログなので、できれば経済について振り返った方がいいですよね。
私の場合何といっても、「イギリスのEU離脱」です。
どうなるのかな?結局はなんだかんだで離脱しないんじゃないのかなって思ってたんですけど、結局離脱しましたよね。
EU離脱の時に、イギリスに住んでいた方に聞いたのですが、意外とイギリスの現地の人たちも、「EU離脱はないんじゃないのか?」と思っていたそうです。
2016年の上半期だったので、記憶から消えかけている方も多いかもしれんせんが、私としては、今年一番のビックニュースです。(経済の中では)
そこで、今回は前置きが長くなりましたが、「ユーロ」について言及したいと思います。
ユーロは、「欧州通貨統合」という、歴史的な試みによって1992年に誕生した比較的新しい通貨です。
ユーロは、「第二の基軸通貨」としての権威を持っているだけに、米ドルに次ぐ取引量を誇っています。
ユーロはドルが売られたときの「避難通貨」としての位置づけで買われることが多く、テロや紛争で米ドルが売られたときは、ユーロが買われる傾向にあります。
つまり、「ユーロとドルは反対の動きをする傾向にある!」と言えるのです。
また、ユーロにはある法則性があります。
それは、「ユーロは12月に高くなる傾向がある」のです。
ユーロの変動要因としては、米ドルと同じく、「経済指標」や「要人の発言」です。
経済指標は、ユーロ全体の指標のほかに、ユーロの中心であるドイツやフランスのGDPや失業率、生産者物価指数なども注目されているのです。
さらに、ドイツが発表している、ZEW景状感指数も注目度が高くなります。
例を挙げると、2005年5月にフランスで起きた欧州憲法批准が国民投票で否決されたとき、2005年9月のドイツ総選挙後に政治的混乱が起きたときには、どちらもユーロの相場は下落しました。
そういった、ファンダメンタルな要因でユーロは、低くなり、12月にいったん高くなって、1月に低くなるという傾向があるのです。
こういった通貨特有の傾向を把握したうえで相場を見ていくとだいぶ価値観が変わってきます。
ですので、皆さんも自分が取引している通貨の分析をしてみてくださいね。