資産構築 「FX編」 ~移動平均線で何が分かるのか?~
資産構築 「FX編」 ~移動平均線で何が分かるのか?~
FXには様々なテクニカル指標がありますが、今回はその中の1つ、「移動平均線」について言及したいと思います。
移動平均線とは、一定期間の終値の平均値とむすんだ線のことです。
テクニカル指標の中でも、かなりメジャーな指標なので、すでに使っている人も多いのではないでしょうか?
FXのトレードでは、主に2種類の移動平均線が使われています。
1、SMA➡単純移動平均線
2、EMA➡指数移動平均線
の2種類です。
この2種類の移動平均線は、ほとんど同じように使われていますが、EMAの方が現在のレートの動きに近い動きをします。
つまり、レートに対しての反応が早いということです。
移動平均線を見ることでいくつかの事が分かります。
1、レートの大まかな流れ
2、反転しやすいポイント
が分かります。
移動平均線の向きや、レートと移動平均線の位置関係を見ることで、上昇傾向か下降傾向かが分かります。
移動平均線が上向きならば、レートは上昇傾向
移動平均線が下向きならば、レートは下降傾向
レートが移動平均線上にあるならば、レートは上昇傾向
レートが移動平均線下にあるならば、レートは下降傾向
などが分かります。
移動平均線が上向きのときは上昇傾向なので、買いでエントリーしたほうが勝率が高くなります。
移動平均線が下向きの時は下降傾向なので、売りでエントリーした方が勝率が高くなります。
移動平均線の向きによって、有利なポジションがちがってくるのです。
ですから、移動平均線でレートの流れをしっかり見極めることが大切なのです。
次に、反転しやすいポイントについて言及します。
移動平均線を見ることで、レートが反転しやすい場所を見つけることができます。
移動平均線は、多くのトレーダーが意識しているので、その付近ではレートが反転しやすくなるのです。
例えば、「上昇した後に下降したレートが、移動平均線のところで反発」、「下降した後に上昇したレートが、移動平均線のところで反落」ということはよくあります。
エントリーのタイミングの見極めに使えるという訳です。
つまり、レートと移動平均線をよく見ていれば、大きな流れもわかるし、エントリーのタイミングもわかるということなのです。