2017年の重要指標10選 ~トランプ氏就任も踏まえて~
2017年の重要指標10選~トランプ氏就任も踏まえて~
今回は、2017年の世界経済を動かすであろう「経済指標」について言及したいと思います。
1、米大統領就任式 1月20日
トランプ氏がどんなメッセージを世界に発信するのかが注目の的です。
就任から100日間が経過してからのトランプ氏の政策に注目大です。
2、米連邦債務引き上げ 4月上旬
トランプ政権の掲げる拡張的な財政政策を展開する上で、必ず言及しなければいけないのがこの問題です。
2015年は、議会交渉が失敗して、一時は債務不履行まで予測されました。
3、日米首脳会談 1月下旬
日米安保や対中戦略などで、どこまでの協議が展開されるのかがポイントです。
トランプ氏が離脱を宣言したTPPの代わりに2国間の貿易協定を求められる可能性も。
4、韓国大統領選挙 6月ごろ
朴槿恵大統領のスキャンダルへの反動で革新派の勢力が増す見解も。
5、香港行政長官選挙 3月26日
中国の露骨な介入が目立てば、民主化運動が激しくなる可能性もある。
6、オランダ総選挙 3月
極右政党が勝利すれば、EU離脱の是非を問う国民投票が起こる可能性もある。
オランダまでEUを離脱すれば、EU離脱の波紋がヨーロッパ全体に拡大することだろう。
7、石油輸出国機構総会 5月25日
2016年は8年ぶりの強調減産に合意したが、2017年も加盟各国は足並みをそろえ続けるかどうかが注目の的になる。
減産の背景や非加盟国との関係が問題になってくる。
8、独総選挙 9月
反移民政策を唱える新興右派政党である「ドイツのための選択肢」の勢力拡大の可能性があるかもしれない。
9、中国共産党大会 秋
五年に一度の党大会が2017年に開かれる。
新しい最高指導部が決定し、ポスト習体制がどうなるかがポイント。
勢力図が固まる8月ごろに方向性が見えてくるだろう。
10、仏大統領選挙 春
極右国民戦線のルベン代表の動向が注目大。
もし、同氏が大統領になれば、世界経済の混乱を呼ぶとの見方も。