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投資用語解説 ~物価指数~

投資用語解説 ~物価指数~

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今回は、物価指数について言及したいと思います。

物価指数というのも、普段からよく耳にする言葉かと思います。

 

物価指数は、「あるときの物価を100として、いまの物価がそれよりもどれだけ高いか低いかを数値化したもの」です。

 

例えば、ある商品の価格が1万円だったときの物価を100とします。

その商品が1万1000円になったとすれば、物価指数は110になるのです。

 

物価指数は、「消費者物価指数」と「企業物価指数」があります。

よくFXの経済指標にでてくるやつですよね。

 

前者は消費財の物価指数で、後者は原材料や輸入・輸出財など企業の生産活動に使われる財の物価指数のことです。

 

また、「GDPデフレーター」という物価指数もあります。

これは、名目GDPと実質GDPの比率として計算される物価指数で、名目GDPが実質GDPよりも大きな率で上昇すれば、物価がその率で上昇したとみなすことになります。

 

名目GDPとは、単純に市場価格で評価したGDPのことです。

これに対して、物価変動を考慮して、ものの生産量の大きさの変化を測るのが実質GDPです。

 

たとえ名目GDPが増加しても、実質GDPが増加しなければ、それは単にモノの値上がり分にすぎないので、経済活動自体が活発になったとはいえません。

 

では、物価指数のうち、どれを見るべきなのでしょうか?

みなさんにとって最も身近な物価指数は、消費者物価指数でしょう。

この指数が上昇すると、家計は物価の価格が上昇してインフレが進行していると感じます。企業にとっては、企業物価指数も重要な価格指数になります。

 

また、GDPデフレーターは、消費財の価格も生産財の価格もともに考慮した物価指数ですから、一国全体の価格の変動をまとめてみるときには、最も適切な指数と言えます。

 

要点をまとめると

1、消費者物価指数=食品や衣料品など、家計の消費に使われる消費財の物価指数のこと。

 

2、企業物価指数=原材料や輸入・輸出財など、企業の生産活動に用いられる財の物価指数のこと。

 

3、GDPデフレーター=名目GDPと実質GDPの比率として計算される物価指数のこと。

 

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