資産構築 「FX編」~リーマンショックで大きく外れた予想~
資産構築 「FX編」~リーマンショックで大きく外れた予想~
レートの動きを正確に予測することのできる人はまずいません。
今回は、2008年のリーマンショックで大きく予想を外したケースについて言及したいと思います。
まず、他の記事で、為替レートを動かしているのは、「アメリカの通貨政策」だったり、「雇用統計」だったり、「GDP」だったりと、いろいろな経済指標について例を挙げていきました。
ですが、それらの経済指標には、ある共通点があるのです。
それは、「すべて人間が決めている」ということです。
もっと掘り下げていうと、「人間の心理によって決められている」ということなのです。
人間の心理の集合体が、為替レートなわけですから、誰にも予想できるはずがありません。
FX以外にも、株でも同じようなことが言えます。
「そろそろ最高値になるだろう」
「このくらいで下げ止まるだろう」
そう思っていても、そこからさらに上がったり、下がったりすることはよくあることです。
時には、予想をはるかに越えて下がることもあるのです。
まだ、記憶に根強く残っている人も多いのではないでしょうか?
上の画像は、リーマンショックの時の株価の推移です。
なんとなく、日経平均株価を見て、「1万円ぐらいで下げどまるだろう」、米ドル/円の動きをみて、「100円か、よほどのことがない限り、さがっても95円くらいまでしか下がらないだろう」と多くの人が思っていました。
しかし、実際は日経平均株価は7000円台、米ドル/円は87円台まで下落。予測は大きく外れたのです。
このようにほとんどの投資家は、先の相場を予測することはできません。
まとめると、
1、値動きはそう簡単にはわからない
2、予測を越える値動きをすることもある
これらを前提に取引をすべきだと意識づけることが大切です。