資産構築 「FX編」 ~リスク管理について~
資産構築 「FX編」 ~リスク管理について~
今回は、リスク管理について言及したいと思います。
リスク管理に関していえば、FXに限った話じゃないですよね。
他の投資にもぜひ応用してみてください。
どんなに有能な手法を使っても、すべてのトレードで勝てるわけじゃないです。
損失が出てくるトレードも必ず出てきます。
では、建てたポジションに含み損が出たら、どのようにすればいいのでしょうか?
「どうせすぐにレートに戻るんだから、ほっといてもいいじゃん」
そう思った人もいることでしょう。実際、このように含み損が出たポジションをそのままにしておく人がたくさんいます。
確かに、レートは上がったり、下がったりを繰り返しています。
だから、含み損が出てもそのままにしておけば、レートが戻り、含み損が相殺されることもよくあります。
運が良ければ、含み損どころか、含み益まで出てしまうこともあるのです。
たとえば、83円で買いのポジションを建てて、それが82円にまで下がり、1円分の含み損が出たとしましょう。
それでも、決済しないでそのままにしておけば、レートが83円に戻って含み損がなくなる、そしてうまくいけば、84円、84円と上がっていき、含み益が出るということもよくある話ですよね。
しかし、その逆もあり得ます。
83円で買いのポジションを建てた後、82円にまで下がったとします。
先程はここからもとに戻りましたが、このまま、81円、80円と下降してしまったらどうでしょうか?
このまま放置しておくと、損失額がどれほどにまで拡大していたか分かりません。
「値動きは簡単に分かるものではなく、予想は簡単に覆される」のですから。
資産を守るためにすべきことは、どこまで上がるか、どこまで下がるか分からないような危ない取引に手を出さないということです。
もっと言ってしまえば、「利確と損切りをしっかり設定しておく」ということです。
引き際を見極めることは、時には大切です。
実際に1回のトレードで多額の資産を失った人もいます。
ですから、損切りもしっかりと設定しておくことを心がけておいてください。
このマインドがあなたの資産を守ります。