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資産構築 「FX編」 ~経済指標~

今回は、FXの取引をするときに重要になってくる「経済指標」について言及したいと思います。

まず、経済指標を見ていくうえで、重要なのが、「輸出で外貨を稼ぐ国は通貨が高くなりやすい」ということです。

為替を動かす経済指標と言えば、

1、貿易収支

2、雇用統計

3、住宅着工件数

4、生産者物価指数

5、GDP

6、インフレ率

7、消費者物価指数

などが考えられます。

ただ、大きく反応する指標もあれば、あまり反応しないものもあるので、大切なものだけピックアップして説明していきます。

 

国の収支に関するものと言えば、「貿易収支」と「経済収支」がありますが、大事なのは「貿易収支」です。

例えば、日本は輸出大国なので、貿易収支は黒字で、常に「円高」になりやすい傾向にあるといえます。

 

では、なぜこのような傾向にあるのでしょうか?

 

例えば、任天堂のゲーム機がアメリカで流行ったとしましょう。任天堂には、ドルが大量に入ってきます。

しかし、任天堂は、日本国内の従業員にドルで給料を支払っている訳ではありません。

輸出企業は、支払いなどのために稼いだドルを円に換えます。

 

このため、円の需要が高くなり、円高になります。

 

経済が成長し、貿易黒字がどんどん増えている国の通貨は、かつての日本が円高の歴史をたどったように今後、通貨が強くなっていく可能性が高いのです。

 

次に、雇用統計の中でも重要なのが、「アメリカの非農業部門の雇用者数」です。

これは、アメリカの景気がいいか、悪いかを判断する指標であり、今、為替市場で最も注目されている指標の1つと言えます。

 

この発表数字が市場予想よりよければ、ドル買い要因、悪ければドル売り要因になります。

 

では、「インフレ率」はどうでしょうか?

日本は長らくデフレが続いていますが、デフレとは、物価下落、インフレは物価上昇のことを意味します。

 

インフレ率が高いと、中央銀行は景気を覚ませるために利上げをしようとします。

お金は常に有利な運用ができるところに流れようとするので、インフレ率が上がったら、初期段階では、金利が上がると判断されて、通貨は強くなります。

 

しかし、インフレ率が高い状態が長期間続くと、通貨は弱くなる傾向があります。

それは為替レートが「購買力平価」に収束する特徴を持っているからです。

 

インフレ率が高くなり、為替レートが上がりすぎると、レートが下がらないと購買力平価は同じになりません。

 

つまり、レートが下がるのです。

 

続いて、「GDP`」ですが、経済成長率を見る数字の事で、3か月ごとに発表されます。

当然、日本のGDPよりアメリカのGDPに市場は反応します。

 

予想より発表数字がよければ、ドル買い、悪ければドル売りになるのです。

 

さて、ここまでは代表的な経済指標について言及していきました。

 

エントリーする前に、相場を大きく動かすような経済指標があるのかどうか必ず確認するようにしましょう!!

cocozas.jp

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