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資産構築 「FX編」 ~英ポンド~

資産構築 「FX編」 ~英ポンド~

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今回は、結構メジャーな通貨、イギリスポンドについて言及したいと思います。

ポンドは、相対的に金利の水準も高く、人気通貨の一つです。

しかし、かつての基軸通貨も、92年には通貨危機を迎えています。

やはり、どんな通貨にもメリットとデメリットがあるのです。

 

それらをちゃんと把握したうえで取引したいものですよね。

 

まずは、イギリスのポンドの歴史から見ていきましょう。

 

19世紀以降、イギリスは次々に植民地を拡大させる一方で、奴隷に過酷な労働をさせ、経済活動を発展させていきました。

 

その結果、イギリスは世界有数の経済大国になったのです。

しかし、第一次世界大戦以降は、アメリカにその座を奪われてしまいます。

1932年には、米ドルが英ポンドに代わり国際通貨になってしまいます。

 

第二次世界大戦以降は、「ゆりかごから墓場まで」をスローガンに福祉国家を目指していきました。

しかし、これが経済の停滞を招き、1960年以降は長らく、「イギリス病」と呼ばれる不況に苦しみました。

 

1980年代、サッチャー首相が経済再建のために推進的な構造改革を実施して、好景気になり、「イギリス病」を克服することができました。

 

しかし、大量の失業者が出てしまったので、保守党は労働党に政権を譲ります。

 

労働党は、市場一辺倒の政策を修正し、現在は経済も長期にわたって安定しています。

 

インフレ懸念から2006年には政策金利を徐々に引き上げ、金利は高止まりします。

 

そのため、有利なスワップポイントを確保できることから、FXで人気を集めたのです。

ただし、高いリターンが期待できるということは、それだけ高いリスクもあるということです。

相場の見通しを間違えれば、大きな損失を出しかねません。

よって、英ポンドを取引するときには、あまりレバレッジを高くしないということをおススメします。

 

英ポンド/円の動きには、ある「規則性」がある

さて、英ポンド/円の関係を見ていくと、ちょっとした規則性に気が付くわけです。

それは、1ポンド=195円を超えて、円高・ポンド安が進むと、英ポンドに買いが入って相場が反転するということです。

 

ただし、これはあくまで過去の傾向ですから、必ずしも規則通りにいくとは限りません。

ちなみに、ポンド相場の変動要因も、経済指標や要人の発言になっています。

また、意外かもしれませんが、原油相場の動向も相場の変動要因なのです。

 

イギリスは世界でも第9位の産油国ですからね。

 

よって、ポンドの取引をするなら、

1、経済指標

2、要人の発言

3、原油価格

これらに注目すべきだと言えます。

cocozas.jp

 

 

http://cocozas.jp/cl/noda_1.b.html