地域の地縁にこだわるべきではない
地域の地縁にこだわるべきではない
投資物件の一番シンプルな買い方は、自分の地元の物件を、地元の金融機関で融資を受けて購入する、もしくは新築することなのです。
融資にも有利ですし、土地勘も人脈もあるのでしょう。
賃貸ニーズについても変化に気づきやすいのは大きな利点です。
ですが、そこで勘違いしてしまう投資家の方もいらっしゃるようです。
自分が今住んでいるところではなく、自分の出身の街、学生時代を過ごした街など地縁にこだわる投資家の方です。
そういったケースでは、数十年も前のその街のイメージと現実との落差に気付かず、需要もない学生向けのアパートを追い求めてしまうようなケースもあります。
根拠もなく自分の出身地ということで安心してしまう人もいますが、地元愛と事業とは全く別問題なのです。
道路が区画整備されて、お店も激変して昔の面影もありません。
賃貸物件は増えて、かつてはなかった大型ショッピングセンターもあります。
こうなってくると全くちがった街になってしまうのです。
昔の感覚しか持っていないのであれば、買わない方がいいのです。しっかりと市場調査したならばいいのですが、知っているつもりでも、分かっているつもりになっていると判断を誤ってしまいます。
別の記事でも書きましたが、「ハード面」と「ソフト面」の調査をしっかり行っておかないと、不動産投資はうまくいきません。
感情に流されてしまっては、どんな投資も失敗に終わります。
ですので、客観的な判断をしたうえで投資をするようにしましょう。